横浜市で脂質異常症・コレステロール値が気になる方へ
「健康診断でコレステロール値が高いと指摘された」「中性脂肪が多いと注意されたけれど、どうすればいいか分からない」「食生活が乱れがちで、脂質異常症が心配」といったお悩みはありませんか?
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態を指します。自覚症状がほとんどないため「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれ、気づかないうちに血管を傷つけ、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
横浜市保土ヶ谷区の保土ヶ谷あだちクリニックでは、横浜の皆さまが安心して脂質異常症の診断から治療、そして長期的な脂質管理を継続できるよう、経験豊富な医師と専門スタッフが連携し、質の高い医療を提供しています。JR保土ヶ谷駅から徒歩1分というアクセス抜群の立地で、お仕事帰りや買い物ついでにもお気軽にご相談いただけます。
こんな項目に該当される方はご相談ください
- 健康診断でコレステロール値や中性脂肪値が高いと指摘された方
- 肥満気味で、脂質異常症のリスクが心配な方
- 食生活が乱れがちだが、対処法がわからず、管理栄養士に相談したい方
- ご家族に脂質異常症の方がいて、ご自身の遺伝が心配な方
- 脂質異常症と診断されたが、自覚症状がないため放置している方
- コレステロールや中性脂肪の薬を服用中だが、今後の治療や副作用について相談したい方
- 動脈硬化や心筋梗塞・脳卒中のリスクが気になる方
脂質異常症とは?
脂質異常症は、血液中の脂質成分であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪(トリグリセライド)のいずれかが基準値から外れた状態を指します。
脂質異常症の3つのタイプ
高LDLコレステロール血症
LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割をします。しかし、多すぎると血管の壁に蓄積し、動脈硬化を促進させることから「悪玉コレステロール」と呼ばれます。
低HDLコレステロール血症
HDLコレステロールは、全身の余分なコレステロールを回収し、肝臓に戻す役割をします。血管壁にたまったコレステロールを取り除くため、「善玉コレステロール」と呼ばれ、この値が低いと動脈硬化のリスクが高まります。
高中性脂肪血症
中性脂肪は、体を動かすエネルギー源や体温保持に必要な脂質です。しかし、過剰に蓄積されると肥満の原因となるだけでなく、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らすなど、動脈硬化を促進します。また、極端に高い場合は急性膵炎のリスクにもなります。
なぜ自覚症状がないのに治療が必要?
脂質異常症は、通常、高血圧と同様に自覚症状がありません。しかし、その間にも血管の内側では動脈硬化が静かに進行し、心臓や脳などの重要な臓器にダメージを与え続けています。症状が現れた時には、すでに心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な状態になっていることが多いため、「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれます。
脂質異常症の診断基準と検査
脂質異常症の診断は、主に採血による血液検査によって行われます。当院では、横浜にお住いの皆さまの脂質の状態を正確に把握するため、以下の項目を測定し、診断基準に基づいて評価します。
脂質異常症の診断基準(空腹時採血時)
項目 | 診断基準 |
---|---|
LDLコレステロール | 140mg/dL以上 |
HDLコレステロール | 40mg/dL未満 |
中性脂肪 | 150mg/dL以上 |
当院での検査の流れ
1初診・問診
現在の症状、生活習慣、既往歴、ご家族の病歴などをお伺いします。
2採血
血液中のLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪、総コレステロールなどを測定します。正確な値を測定するため、通常は検査前10時間以上の絶食をお願いしています。(水やお茶は飲んでいただけます)
3検査結果のご説明
検査結果は、医師がグラフや図などを用いて、患者さんに分かりやすくご説明いたします。ご自身の数値を理解し、今後の治療方針を共有することが大切です。
脂質異常症の原因
脂質異常症の原因は多岐にわたりますが、主に「生活習慣」と「遺伝的要因」が挙げられます。
生活習慣
食生活
動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品(肉の脂身、乳製品、卵黄など)や糖質(特に精製された砂糖や果糖)の過剰摂取が原因となります。食物繊維の不足やアルコールの過剰摂取も原因となります。
運動不足
身体活動量の低下により、エネルギーが消費されずに中性脂肪として蓄積されやすくなります。
肥満
特に内臓脂肪の蓄積は、脂質代謝異常を招きやすいとされています。
喫煙
HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らし、動脈硬化を促進します。
遺伝的要因
家族性高コレステロール血症など、遺伝的にコレステロール値が高くなりやすい体質の方もいらっしゃいます。
この他に、甲状腺機能低下症、糖尿病、腎臓病などの病気やステロイド薬などの影響で脂質異常症となるケースもあります。
脂質異常症が招く恐ろしい合併症
脂質異常症を放置すると、血管の壁に脂質がたまり、血管が硬く狭くなる「動脈硬化」が進行します。この動脈硬化が、以下のような重篤な病気を引き起こす最大の原因となります。
心筋梗塞・狭心症(虚血性心疾患)
心臓に血液を送る冠動脈の動脈硬化が進み、血管が狭くなったり詰まったりすることで、胸の痛みや圧迫感、息切れなどの症状が現れます。完全に詰まると心筋が壊死し、命に関わる状態(心筋梗塞)となります。
脳梗塞・脳出血(脳卒中)
脳の血管に動脈硬化が進み、血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたりする(脳出血)ことで発生します。突然の手足の麻痺やしびれ、言葉が出ない、意識障害などの症状が現れ、後遺症が残ることも少なくありません。
動脈瘤・閉塞性動脈硬化症
動脈硬化が進むと、血管の壁が部分的に薄くなり、血液の圧力でコブのように膨らむ動脈瘤が発生することがあります。特に大動脈(大動脈瘤)にできやすく、自覚症状がないまま進行し、破裂すると命に関わる危険な状態になることも。
また、足の血管などで動脈硬化が進み、血管が狭くなったり詰まったりして血流が悪くなるのが閉塞性動脈硬化症です。初期には冷感やしびれ、進行すると歩行時の足の痛み(間欠性跛行)が生じ、重症化すると潰瘍や壊死に至るケースもあります。
腎臓病(腎硬化症・慢性腎臓病)
腎臓内の細い血管にも動脈硬化が進行し、腎臓の機能が低下します。むくみや疲労感が続くなどの症状が現れ、最終的には腎不全に至ることもあります。
脂肪肝
特に中性脂肪が高い場合に、肝臓に脂肪が過剰に蓄積する状態です。放置すると炎症を起こし、肝硬変へと進行するリスクもあります。
合併症の早期発見に役立つエコー検査
脂質異常症を放置すると、血管の壁に脂質がたまり「動脈硬化」が進みます。当院では、この動脈硬化の程度や、関連する臓器への影響を詳しく調べるため、エコー検査(超音波検査)を導入しています。
頸動脈エコー
首の血管を診ることで、血管の厚みやプラーク(脂肪の塊)の有無を確認し、将来的な心筋梗塞や脳卒中のリスクを評価します。
腹部エコー
中性脂肪の蓄積による脂肪肝の有無など、関連する腹部臓器の状態も確認し、合併症の早期発見に役立てています。
エコー検査は、痛みや放射線被曝の心配がなく、お子さまや妊婦さんにも受けていただける、体の負担が少ない検査です。
当院では、患者さんとご相談の上で、一人ひとりに必要なエコー検査を実施いたします。検査結果については、検査当日に医師よりお伝えします。ご自身の健康状態をより詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
管理栄養士による個別栄養指導
脂質異常症の治療において、食生活の改善は薬物療法と並ぶ非常に重要な柱です。しかし、「何をどれだけ食べたらいいの?」「外食時はどうすれば?」など、具体的な食事管理に不安を感じる方は少なくありません。
当院では、皆さまが無理なく健康的な食生活を送れるよう、専門の管理栄養士が常駐し、個別栄養指導を行っています。患者さん一人ひとりの病状、ライフスタイル、食習慣、嗜好を丁寧にヒアリングし、その方に合ったオーダーメイドの食事プランをご提案します。
横浜市の皆さまの食生活を専門的な知識でサポートし、より豊かな食生活を送りながら健康管理ができるよう、管理栄養士が親身に寄り添います。ぜひお気軽にご相談ください。
当院の脂質異常症治療アプローチ
保土ヶ谷あだちクリニックでは、横浜市の皆さまが安心して脂質異常症の治療を継続できるよう、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提案しています。単に数値を下げるだけでなく、無理なく続けられるオーダーメイドの治療計画を立案します。
治療の基本となる生活習慣の改善では、当院に常駐する管理栄養士が、減塩のコツやバランスの取れた献立など、横浜市にお住まいの方の食生活に合わせた実践的な個別栄養指導を行います。また、患者さんの体力に合わせた運動プランのアドバイス、禁煙・節酒のサポートも積極的に行っています。
生活習慣の改善だけでは脂質値が目標に達しない方や、リスクが高い方には、副作用にも配慮しながら最適な薬物療法を慎重に選択します。治療開始後も定期的な血液検査と診察で効果を確認し、必要に応じて治療計画を見直しながら、患者さんと共に長期的な健康維持を目指します。
脂質異常症に関するよくあるご質問(FAQ)
脂質異常症は自覚症状がないと治療しなくても良いですか?
いいえ、自覚症状がなくても治療は非常に重要です。脂質異常症は「サイレントキラー」とも呼ばれるように、症状がないまま血管内で動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こすリスクを高めます。症状が出た時には手遅れになることもありますので、健康診断で指摘されたら早期にご相談ください。
コレステロール値が高いと指摘されましたが、何をすれば良いですか?
まずは医師にご相談ください。血液検査の結果に基づき、患者さんのリスクや状態に合わせて、生活習慣の改善(食事・運動)から始めるのか、あるいは薬物療法が必要なのかを判断します。当院では管理栄養士による個別栄養指導も可能ですので、ご安心ください。
薬は一度飲み始めたら一生やめられないのですか?
必ずしもそうとは限りません。生活習慣の改善(食事療法や運動療法、体重減少など)によって脂質値が目標範囲内で安定すれば、医師の判断で薬の減量や中止が可能になるケースもあります。ただし、自己判断での中断は非常に危険ですので、必ず医師にご相談ください。
横浜で脂質異常症の専門医を探しています。当院は専門医ですか?
当院の内科医は、生活習慣病である脂質異常症の診断と治療に豊富な経験を持っています。患者さん一人ひとりの状態に寄り添い、専門的な視点と最新の知見に基づいて最適な治療をご提案いたします。高血圧や糖尿病などの合併症がある方も、一貫して診療可能です。
コレステロールを減らすのに良い食べ物や飲み物は何ですか?
特定の食品に頼るのではなく、全体の食生活を見直すことが重要です。飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食品(肉の脂身、バターなど)を控え、魚、大豆製品、野菜、きのこ、海藻類、食物繊維が豊富な穀物を積極的に摂りましょう。当院の管理栄養士が具体的な食事プランをアドバイスいたします。
横浜市で脂質異常症・コレステロール値が気になる方へ
健康診断で脂質異常を指摘された方、コレステロール値や中性脂肪が気になる方は、どうぞお一人で悩まずご相談ください。
横浜市保土ヶ谷区の保土ヶ谷あだちクリニックは、JR保土ヶ谷駅から徒歩1分とアクセス抜群。経験豊富な医師とスタッフが、患者さん一人ひとりに寄り添い、脂質異常症の適切な診断と治療、そして予防をサポートいたします。
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ご自身の健康のために、まずは一歩踏み出してみませんか。
文責:保土ヶ谷あだちクリニック 院長 足立清太郎