コラム

2025.09.24

当院が大腸カメラ検査に拘るわけ

「大腸カメラは、前処置が大変そう」「検査が苦しそう」といった不安から、大腸カメラ検査をためらう方は少なくありません。しかし、私たちが大腸カメラ検査にこだわるのは、その不安を乗り越えてでも検査を受けていただく必要性を痛感しているからです。

 

〇1万例以上の経験が語る「早期発見」の重要性

私はこれまでに1万例以上の大腸カメラ検査を手がけてきました。その多くの経験から、大腸がんが、放置すれば命に関わる病気であると同時に、早期に発見できれば治癒率が非常に高い病気であることを痛感しています。

大腸がんは、ポリープという良性の段階から時間をかけてゆっくりと進行することが少なくありません。この段階でポリープを発見し、切除することで、将来の大腸がんを予防することができます。大腸がんで亡くなる方を一人でも多く減らしたい、究極的にはゼロにしたいという強い想いがあるからこそ、私たちは検査を最重要視しているのです。

 

〇最新機器と熟練の技術で「見落とさない」

当院では、最新鋭のオリンパス社製内視鏡システムEVIS X1を導入しています。この機器は、小さな病変も鮮明に映し出し、肉眼では判別が難しい病変の早期発見を可能にします。

ただし、どんなに優れた機器でも、それを使う医師の技術がなければ真価を発揮しません。大腸カメラは、腸の曲がりくねった部分を慎重に進める繊細な技術が求められます。私は、最新機器と熟練した医師の確かな技術を組み合わせることで、「見落とさない」検査を追求し、患者様の命を守ることにこだわっています。

 

〇検査を「嫌なこと」にしない、そして「いつでも受けられる」ように

大腸カメラ検査を「嫌だ」「怖い」と感じる方が多いからこそ、当院では患者様の負担を減らすことに細心の注意を払っています。検査前の下剤を無理なく服用していただけるよう工夫したり、鎮静剤を使って眠ったような状態で検査を受けていただけるようにしたりするのも、そのためです。

検査が苦痛だと感じてしまうと、次回の検査をためらってしまい、その間に病気が進行してしまうかもしれません。私たちは、検査を「嫌なこと」にしないことに加えて、土曜日も検査を実施したり、朝の時間を有効活用できるモーニング大腸カメラに対応したりすることで、患者様が定期的に健康チェックを受けやすい環境を整えたいと考えています。

 

〇検査から治療、そしてその先まで

当院は、検査をして終わりではありません。検査時に見つかったポリープはその場で切除することができます。大腸カメラ検査を通じて、患者様の現在の健康状態を正確に把握し、未来の健康を守るための最適なプランをご提案します。

便の異常や健康診断で便潜血陽性を指摘された方は、どうぞご相談ください。大腸がんの予防と早期発見のために、一歩踏み出していただくことを心よりお勧めします。

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初めての胃カメラ検査 初めての大腸カメラ検査