「胃カメラは苦しい」というイメージは、数十年前に主流だった太い内視鏡や、鎮静剤を使わない検査経験から来ていることが多いようです。しかし、現在の胃カメラ検査は、患者様の負担が大きく軽減されています。私が胃カメラ検査にこだわるのは、単に苦痛を減らすためだけではありません。
〇1万例以上の経験が語る「早期発見」の重要性
私はこれまでに1万例以上の胃カメラ検査を手がけてきました。その多くの経験から、胃がんをはじめとする深刻な病気が、初期には自覚症状がほとんどないことを痛感しています。
早期の胃がんは、内視鏡で切除できる可能性が高く、患者様の身体的な負担や治療期間を大幅に減らすことができます。しかし、症状が出てからでは手遅れになることも少なくありません。私が胃カメラ検査にこだわるのは、胃がんで亡くなる方を一人でも多く減らしたい、究極的にはゼロにしたいという強い想いがあるからです。
〇最新機器と熟練の技術で「見落とさない」
当院では、最新鋭のオリンパス社製内視鏡システムEVIS X1を導入しています。この機器は、小さな粘膜の変化も鮮明に映し出し、肉眼では判別が難しい病変の早期発見を可能にします。
ただし、どんなに優れた機器でも、それを使う医師の技術がなければ真価を発揮しません。私は、最新機器と熟練した医師の確かな技術を組み合わせることで、「見落とさない」検査を追求し、患者様の命を守ることにこだわっています。
〇検査を「嫌なこと」にしない、そして「いつでも受けられる」ように
胃カメラ検査を「嫌だ」「怖い」と感じる方が多いからこそ、当院では患者様の負担を減らすことに細心の注意を払っています。鎮静剤を使って眠ったような状態で検査を受けていただけるようにしたり、鎮静剤を使わない場合は鼻から入れる経鼻内視鏡を選んでいただけるようにしたりするのも、そのためです。
検査が苦痛だと感じてしまうと、次回の検査をためらってしまい、その間に病気が進行してしまうかもしれません。私たちは、検査を「嫌なこと」にしないことに加えて、急な症状がある方のために当日検査に対応したり、平日お忙しい方でも受けていただけるよう土曜日も検査を実施したりすることで、患者様が定期的に健康チェックを受けやすい環境を整えたいと考えています。
〇検査から治療、そしてその先まで
当院は、検査をして終わりではありません。ピロリ菌の除菌治療や、軽度のポリープ切除まで、検査から治療まで一貫してサポートします。
私たちは、胃カメラ検査を通じて、患者様の現在の健康状態を正確に把握し、未来の健康を守るための最適なプランをご提案します。些細な胃の不調でも構いません。ご自身の胃の健康のために、一度当院にご相談ください。












