コラム

2025.08.18

胃の痛み、もしかして胃潰瘍? 専門医が解説する胃潰瘍の症状と治療

胃の痛み、もしかして胃潰瘍? 専門医が解説する胃潰瘍の症状と治療

「胃がキリキリ痛む」「食後にみぞおちが重苦しい」「なんだか胃がムカムカする」…これらの症状に心当たりはありませんか? 日常生活でよく経験する胃の不調ですが、もしかしたらそれは「胃潰瘍」かもしれません。

今回は、消化器内科の視点から、胃潰瘍とはどのような病気なのか、その症状や原因、そして治療法について詳しく解説していきます。胃の不調でお悩みの方や、胃潰瘍について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

胃潰瘍とはどんな病気?

胃潰瘍とは、胃の粘膜が深く傷つき、ただれたりえぐれたりする病気です。胃の粘膜は通常、胃酸から自身を守るための防御機能を持っていますが、何らかの原因でこの防御機能が弱まり、胃酸によって粘膜で炎症が生じてしまいます。

潰瘍が深い場合、胃壁に穴が開いてしまう「穿孔(せんこう)」という状態になることもあり、これは緊急性の高い非常に危険な状態です。また、潰瘍からの出血によって、吐血や黒い便(タール便)が出るといった症状が現れることもあります。

そして、忘れてはならないのが、胃潰瘍が進行する過程や原因菌の感染が、胃がんのリスクを高めるということです。特に慢性的な炎症は、胃がんの発生と深く関わっているため、軽視はできません。

胃潰瘍の主な原因

胃潰瘍の原因は、かつてはストレスが主な原因と考えられていましたが、最近では以下の2つが大きな割合を占めることがわかっています。

・ヘリコバクター・ピロリ菌感染
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息する細菌で、慢性的な炎症を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの原因となることが明らかになっています。日本人では、特に中高年の方に感染者が多く、感染していると潰瘍の再発リスクも高まります。

・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用
風邪薬や頭痛薬として広く使われている非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、痛みを抑える効果がありますが、同時に胃の粘膜を保護するプロスタグランジンの生成を阻害することで、胃の防御機能を低下させ、潰瘍を引き起こすことがあります。

もちろん、ストレスや喫煙、過度の飲酒なども胃潰瘍の発症や悪化に関与することがあります。これらは直接の原因というよりは、胃の防御機能を弱めたり、攻撃因子を強めたりする間接的な要因として考えられています。

胃潰瘍の主な症状

胃潰瘍の症状は多岐にわたりますが、代表的なものとしては以下のような症状が挙げられます。

・胃の痛み
最も一般的な症状で、みぞおちのあたりに痛みを感じることが多いです。空腹時に痛むこともあれば、食後に痛むこともあります。キリキリとした痛みや、焼け付くような痛み、重苦しい痛みなど、感じ方は様々です。

・吐き気、嘔吐
胃の働きが悪くなることで、吐き気や嘔吐の症状が出ることがあります。

・胸焼け、胃もたれ
胃酸が逆流して胸焼けを感じたり、消化不良による胃もたれを感じたりすることもあります。

・食欲不振、体重減少
胃の不調が続くことで食欲が低下し、体重が減少することもあります。

・吐血、黒い便(タール便)
潰瘍からの出血がある場合、吐血したり、便が黒くなることがあります。これは、出血した血液が胃酸と反応して黒くなるためで、非常に危険なサインです。このような症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

胃潰瘍の診断と治療法

胃潰瘍の診断には、主に胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)が用いられます。胃カメラ検査では、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察し、潰瘍の有無や程度を確認することができます。また、潰瘍の原因を特定するために、必要に応じて組織の一部を採取して病理検査を行ったり、ピロリ菌の検査を行うこともあります。胃潰瘍の症状の陰に胃がんが隠れている可能性もあるため、内視鏡による精密な観察は非常に重要です。胃潰瘍の治療は、原因に応じて異なります。

・薬物療法
胃酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカーなど)や、胃の粘膜を保護する薬などが処方されます。これらの薬を服用することで、潰瘍の治癒を促します。

・ピロリ菌の除菌治療
ピロリ菌が原因で胃潰瘍が発症している場合は、抗生物質と胃酸分泌抑制剤を併用してピロリ菌を除菌する治療が行われます。除菌に成功すれば、胃潰瘍の再発リスクを大幅に減らすことができます。

・生活習慣の改善
喫煙や過度の飲酒を控え、ストレスを溜めないようにすることも大切です。また、刺激物の多い食事や不規則な食生活も胃に負担をかけるため、見直す必要があります。

当院では、胃の不調で来院された患者様に対し、丁寧な問診と必要な検査を通じて、適切な診断と治療を心がけております。胃カメラ検査も、患者様の負担を軽減できるよう、細心の注意を払って実施しておりますのでご安心ください。

早期発見・早期治療が大切です

胃の痛みや不調は、日常的なものと軽く考えがちですが、放置すると重篤な病気につながる可能性もあります。特に、胃潰瘍は再発しやすい病気でもあります。軽症だと思っても、その陰に胃がんが潜んでいる可能性もゼロではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せずに、ぜひ一度当院にご相談ください。早期に診断し、適切な治療を行うことで、症状の改善だけでなく、将来の合併症を防ぐことにもつながります。ご自身の胃の健康のためにも、早めの受診をお勧めいたします。

 

2025.08.18

胃カメラは苦しい? 専門医が解説する胃カメラ検査の「今」

胃カメラは苦しい? 専門医が解説する胃カメラ検査の「今」

胃の痛み、胃もたれ、胸焼け…これらは多くの方が経験する、胃の不調のサインです。しかし、これらの症状が一時的なものなのか、それとも何か深刻な病気が隠れているのかを正確に知るためには、胃カメラ検査が非常に有効です。

胃カメラ、正式には上部消化管内視鏡検査と言いますが、「苦しい」「辛い」といったイメージをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。特に、過去に検査を受けたことがある方の中には、そのような経験から、もう二度と受けたくないと感じている方もいらっしゃるかもしれません

しかし、胃カメラ検査は日々進化しており、以前に比べて格段に楽に、そして安全に受けられるようになっています。今回は、消化器内科の視点から、胃カメラ検査の重要性とその「今」について詳しく解説していきます。

胃カメラ検査がなぜ重要なのか?

胃の不調を感じた際、「市販薬で様子を見よう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、軽い胃もたれ程度であればそれで改善することもあります。しかし、症状が長引いたり、頻繁に繰り返したりする場合は、医療機関を受診し、適切な検査を受けることが非常に大切です。

胃カメラ検査では、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察することができます。これにより、胃炎や胃潰瘍、ポリープ、逆流性食道炎といった良性の疾患だけでなく、早期の胃がんや食道がん、十二指腸がんといった悪性疾患の発見も可能です。特に、がんは早期発見・早期治療が非常に重要であり、胃カメラ検査はがんの早期発見に最も有効な手段の一つと言えます。

また、検査中に疑わしい病変が見つかった場合には、その場で組織の一部を採取(生検)し、病理検査に回すことも可能です。これにより、より正確な診断を下すことができます。

「苦しい」は昔の話? 最近の胃カメラ検査について

「胃カメラは苦しい」というイメージは、鎮静剤を使用しない検査経験や主に数十年前に主流だった太い内視鏡から来ていることが多いようです。しかし、現在の胃カメラ検査は、医療技術の進歩により、患者様の負担が大きく軽減されています。

 

鎮静剤

まず、鎮静剤の使用があります。眠ったような状態で検査を受けていただけるよう、ご希望に応じて鎮静剤を使用することが可能です。鎮静剤を使用することで、検査中の不快感や不安を大幅に軽減し、よりリラックスした状態で検査を受けていただけます。ウトウトしている間に検査が終わっていた、という方も少なくありません。

経鼻内視鏡

もう一点は、内視鏡の細径化です。当院で導入している内視鏡も、非常に細いタイプで、鼻から挿入する経鼻内視鏡検査が選択肢の一つとなっています。経鼻内視鏡は、舌の付け根に内視鏡スコープが触れないため、吐き気を催しにくいというメリットがあります。会話も可能なため、検査中に医師とコミュニケーションを取りながら進めることもできます。

※当院では、経鼻内視鏡と鎮静剤を併用することはありません。

患者様の状態やご希望に合わせて、どちらか一方の方法で検査を実施いたします。これにより、それぞれの方法のメリットを最大限に活かし、より安全で快適な検査を受けていただけます。

さらに、医師の技術も検査の快適さに大きく影響します。患者様の状態を細やかに観察し、声かけをしながら、できるだけ負担の少ないように検査を進めます。当院では、胃カメラ検査の経験が豊富な消化器内科医が担当いたしますので、どうぞご安心ください。

胃カメラ検査を検討されている方へ

胃の不調は、日々の生活の質を低下させるだけでなく、放置すると重大な病気につながる可能性もあります。少しでも気になる症状があれば、ぜひ一度、消化器内科を受診し、ご相談ください。

当院では、患者様一人ひとりの状態やご希望に合わせて、最適な検査方法をご提案いたします。胃カメラ検査に対する不安や疑問があれば、遠慮なくお申し出ください。検査前に丁寧にご説明し、納得いただいた上で検査を受けていただけるよう努めております。

胃カメラ検査は、ご自身の胃の健康状態を知る上で非常に大切な検査です。定期的な検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療につながり、安心して毎日を過ごすことができます。ぜひこの機会に、ご自身の胃と向き合ってみませんか。

2025.07.31

大腸カメラ検査後の食事:あなたの胃腸をいたわるやさしい選択

大腸カメラ検査後は、食事制限や下剤服用で、お腹が空いていることと思います。しかし、検査後の食事は、ただ空腹を満たすだけでなく、デリケートになった胃腸をいたわる大切なプロセスです。消化器内科の観点から、検査後の適切な食事について詳しくご紹介します。

検査後の胃腸の状態を理解する

大腸カメラ検査では、腸の中をきれいにするために下剤を服用し、検査中は空気を入れて腸を膨らませます。これにより、普段以上に腸が刺激され、デリケートな状態になっています。

このデリケートな状態の時に、いきなり刺激の強いものや消化に悪いものを摂ると、腹痛や下痢、お腹の張りなどの不調を引き起こしたり、ポリープ切除後の場合は出血のリスクを高めたりする可能性があります。

食事再開のタイミングと最初の食事

検査終了後、鎮静剤を使用した場合でも、通常1時間から1時間半程度で効果が切れてきます。まずは少量の水をゆっくりと飲み、むせたり気分が悪くなったりしないか確認しましょう。問題がなければ、その後から食事を始めていただいて構いません。

最初の食事は、胃腸に負担をかけない消化の良いものを選び、腹八分目にとどめることが大切です。

具体的には、以下のようなものがおすすめです。

  • 主食: 白がゆ、具なしの素うどん、よく煮込んだ雑炊、食パン(耳なし)
  • たんぱく質: 豆腐、はんぺん、白身魚(煮る・蒸すなど調理法に注意)、鶏のささみ(よく煮込んだもの)

その他、半熟卵、茶碗蒸し、ゼリー等もおすすめです。

避けるべき食品と注意点

検査後の胃腸を刺激しないために、以下の食品はしばらく避けるようにしましょう。特に、ポリープを切除した場合は、1週間程度は注意が必要です。

  • 消化に悪いもの:
    • 食物繊維の多いもの(ごぼう、レンコン、きのこ類、海藻類、玄米、全粒粉パンなど)
    • 脂質の多いもの(揚げ物、炒め物、脂肪の多い肉、加工肉、バター、マヨネーズなど)
    • ナッツ類、種子の多い果物(キウイ、イチゴ、柑橘類など)
  • 刺激物:
    • 辛いもの(唐辛子、キムチ、香辛料を多く使った料理など)
    • 酸味の強いもの(レモン、お酢など)
    • 炭酸飲料、アルコール、コーヒー、紅茶(カフェインを多く含むもの)

 

アルコールは血行を促進し、出血のリスクを高める可能性があるため、特にポリープ切除後は数日間は控えるようにしてください。喫煙も腸に負担をかけるため、同様に控えることをおすすめします。

ポリープ切除後の特別な注意点

大腸ポリープを切除した場合は、切除部位の粘膜が完全に回復するまでに時間がかかります。術後の出血や穿孔(腸に穴が開くこと)などの合併症を防ぐためにも、医師の指示を厳守することが非常に重要です。

通常、1週間程度は消化の良い食事を心がけ、激しい運動や長時間の移動、飲酒、刺激物の摂取は控えます。具体的な期間や注意点は、切除したポリープの大きさや数、患者様の状態によって異なりますので、必ず医師からの説明をよく聞いてください。

日常生活への移行

検査後、何も処置がなかった場合は、翌日からは基本的に普段通りの食事に戻しても問題ありません。しかし、胃腸が空っぽの状態から一気に普段の食事に戻すと負担がかかることもあります。数日間は消化に良いものを中心にし、徐々に通常食に戻していくのが理想的です。

 

当クリニックでは、大腸カメラ検査後の食事に関して、患者様一人ひとりの状態に合わせて丁寧にご説明いたします。ご不明な点や不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。皆様が安心して検査を受け、スムーズに日常生活に戻れるよう、きめ細やかなサポートを提供してまいります。

2025.07.31

疲労回復の救世主?にんにく注射と消化器内科の意外な関係

「最近、疲れが取れない」「どこに相談したらいいかわからない」と感じていませんか?そんな時、にんにく注射という言葉を耳にすることもあるかもしれません。疲労回復に効果的と注目を集めていますが、実は消化器内科との関連も深く、身体の内側から元気を取り戻す選択肢となる可能性があります。

にんにく注射とは?その効果とメリット

にんにく注射は、にんにくそのものを注射するのではなく、主要成分であるビタミンB1誘導体(アリナミン)などを血管に直接投与する治療法です。ビタミンB1は、疲労回復に不可欠なエネルギー産生を助ける働きがあります。不足すると疲労物質が溜まり、だるさや倦怠感につながります。

にんにく注射によりビタミンB1誘導体を効率よく取り込むことで、エネルギー産生を促進し、疲労物質の蓄積を抑えることが期待できます。即効性があり、注射後すぐに体が軽くなったと感じる方も少なくありません。二日酔いの改善や肩こり、腰痛の緩和にも効果が期待でき、短時間で手軽に受けられる点もメリットです。

消化器内科と疲労回復の関係

なぜ消化器内科が疲労回復に関わるのか?それは、消化器内科が全身の健康と密接に関わっているからです。私たちは食事から栄養を吸収し、エネルギーを生み出しています。この消化吸収を担うのが胃や腸などの消化器です。

胃腸の調子が悪いと、栄養が十分に吸収されず、エネルギー不足で疲れやすくなります。また、腸内環境の悪化は免疫力低下や精神的な不調にもつながり、全身のだるさを引き起こすことがあります。

当クリニックでは、消化器系の疾患治療を通じて、栄養吸収をスムーズにし、身体が本来持つエネルギーを生み出す力を回復させることで疲労回復をサポートします。疲労の原因が消化器系の問題に起因している可能性も考慮し、にんにく注射だけでなく、消化器専門医としての視点からアドバイスや治療も提供可能です。

こんなお悩みはありませんか?

  • 毎日忙しく、慢性的な疲労感が抜けない
  • 寝ても疲れが取れない
  • 肩こりや腰痛がひどい
  • 風邪をひきやすい、免疫力が落ちた気がする
  • ストレスが多く、体調を崩しやすい
  • 二日酔いを早く治したい

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。にんにく注射は、一時的な疲労回復だけでなく、体の内側から健康をサポートする一歩となるかもしれません。

にんにく注射を受ける際の注意点

にんにく注射は比較的安全ですが、すべての方に適しているわけではありません。妊娠中の方、授乳中の方、アレルギーをお持ちの方、基礎疾患をお持ちの方などは、事前に医師にご相談ください。当クリニックでは、患者様一人ひとりの健康状態をしっかりと把握し、安心して治療を受けていただけるよう丁寧なカウンセリングを行います。

まとめ

にんにく注射は、即効性のある疲労回復効果が期待できる治療法です。消化器内科が全身の健康と密接に関わっていることを考えると、単なる対症療法としてだけでなく、身体の根本的な調子を整える選択肢としても有効です。

当クリニックでは、皆様が毎日を元気に過ごせるよう、にんにく注射を含めた様々なアプローチでサポートさせていただきます。お体の不調や疲労感でお悩みの方は、ぜひお気軽にご来院ください。一緒に、心身ともに健康な状態を目指しましょう。

2025.07.25

腸内フローラ検査は保険適応になりますか? ―腸内フローラ検査について内科医が解説します―

最近、テレビや雑誌などでもよく耳にするようになった「腸内フローラ」。

腸内には約100兆個以上の腸内細菌が存在しており、その種類やバランスは人それぞれで異なります。これらの腸内細菌叢が、みなさんの健康や病気に深く関わっていることが報告されています。そして、その腸内環境を調べるための検査が、「腸内フローラ検査」です。

今回は、そもそも腸内フローラとは何か、検査では何がわかるのか、検査費用や保険適用の有無、どんな方に腸内フローラ検査はおすすめなのかなどを解説いたします。

腸内フローラとは?

腸内フローラとは、腸内に生息する細菌の集団のことを指します。顕微鏡で見ると、まるでお花畑(flora)のように見えることから、「腸内フローラ」と言われています。主に以下のような細菌が腸内に生息しています。

善玉菌(例:ビフィズス菌、乳酸菌など):腸内環境を整え、免疫力を高めてくれる

悪玉菌(例:ウェルシュ菌、大腸菌など):腐敗物質を産生し、腸の不調を引き起こす
日和見菌:善玉・悪玉の優劣に応じて働き方が変わる細菌


腸内細菌のバランスが良い(善玉菌が多い)と便通が整い、免疫機能や代謝、精神的な安定などにも良い影響があります。 逆に腸内細菌のバランスが崩れる(悪玉菌が多い)と、便秘・下痢・アレルギー・肥満・うつ病・糖尿病・大腸がんなどのリスクが高まるとも言われています。

腸内フローラ検査とは?

腸内フローラ検査とは便を採取し、腸内細菌の構成を詳しく調べる検査です。ただ便を採取するだけとなりますので非常に簡単に検査が受けられます。

【腸内フローラ検査でわかること】

・善玉菌・悪玉菌・日和見菌の割合

・ビフィズス菌や乳酸菌の有無・量

・肥満型フローラ・やせ型フローラの傾向

・炎症リスクや腸内のバランス

・腸内年齢の推定

腸内フローラ検査を受けることで「腸内細菌のバランスが良いのか?」「体質的にどんな病気に注意すべきか?」などを知ることができます。

腸内フローラ検査は保険適応になるのか?

ここで多くの方が気になるのが、「腸内フローラ検査は保険適応になるのか?」という点です。よくお越しいただく患者さんからも質問をうけます。結論から申しますと、現時点では、腸内フローラ検査は保険診療の適応外となってしまいます。つまり、健康保険証を使った3割負担などでは検査が受けられず、自費診療(自由診療)となってしまいます。

【なぜ保険がきかないのか?】

腸内フローラ検査は病気の診断や治療のためではなく、『体質の傾向を知るための“予防医学的検査”』として実施されています。腸内フローラ検査では「リスク傾向」や「腸内のタイプ」を把握することにとどまるため、保険診療の適応とはなりません。

どんな方に腸内フローラ検査がおすすめ?

腸内フローラ検査は、以下のような方にとって特に有用です。

・慢性的に便秘や下痢が続いている

・お腹が張りやすい

・食生活が乱れている(偏食である)

・疲れやすい、風邪をひきやすい

・花粉症やアトピーなどのアレルギー体質である

・痩せにくい、痩せてもすぐにリバウンドする

・肌荒れ、ニキビが気になる

・サプリメントや腸活の効果を見極めたい

上記のようなお悩みを抱えている方には腸内フローラ検査は有用であります。

腸内フローラ検査の流れ

腸内フローラ検査の流れは非常にシンプルです。以下のような手順となります。

  1. キットの購入・配布(医療機関または郵送)
  2. 自宅で便を採取(専用スティックで少量を採取)
  3. 検査機関に提出(郵送)
  4. 数週間後に結果レポートがクリニックに届く
  5. 医師や管理栄養士がフィードバック

 

腸内フローラ検査の結果をどう活かすのか?

腸内フローラ検査の結果は、あくまで“現時点での腸内環境の状態”を示します。そのため、「悪いからすぐ病気になる」ということではありませんのでご安心ください。

大切なのは、結果をもとに今後の生活習慣を見直し、腸内環境を改善させることです。

たとえば腸内フローラ検査の結果をみて

・食物繊維を意識的に摂取する(野菜・海藻・発酵食品)

・ビフィズス菌や乳酸菌入りのヨーグルトを取り入れる

・自身にあった睡眠時間を意識する

・ストレスケアに気をつける


管理栄養士が検査結果に応じて栄養指導を実施

当院には食事のプロである管理栄養士が複数名在籍しています。食事に不安のある方に対して、管理栄養士が栄養指導を実施して、健康増進をサポートしています。

栄養指導の際には患者さんごとにカスタマイズし、ご体調に応じて食事や運動に関しても指導しています。普段家事をされない方にはスーパーでのお惣菜の選び方や外食時のポイントなどもお伝えしています。栄養指導をご希望の方はお気軽にご相談ください。

<栄養指導について>

腸内フローラ検査は“未来の健康”への投資

腸内環境は、単なるお腹の調子だけでなく、免疫・代謝・メンタル・病気のリスクなど、多方面に関わっています。 腸内フローラ検査はその状態を可視化し、自分の体質に合わせた食事や生活習慣を見直すためのヒントとなります。


この腸内フローラ検査は自費診療となります。 費用や目的を考えたうえで、「自分の腸の状態を知っておきたい」「より健康に過ごしたい」という方には、十分に価値のある検査といえます。健康は腸から。あなたの“腸の声”に、一度耳を傾けてみませんか?

<腸内フローラについて>

2025.07.25

排便後に腹痛を感じるのはなぜ? ―見逃してはいけない腹痛の原因と対処法を内科医が解説―

腹痛は誰もが経験したことのある症状かと思います。腹痛が生じるタイミングは食後、空腹時、ストレス時などさまざまですが、中には「排便後に腹痛を感じる」という方は意外に多くいらっしゃいます。

排便とは、腸内にたまった不要な物を体外に出す行為であり、排便後にはスッキリするはずですが、排便後に腹痛を感じたり、逆に痛みが強くなったりする場合は、腸の働きやお腹の病気が関係している可能性があります。本日は便通後の腹痛の原因や対処法、そして受診の目安について解説していきます。

排便後の腹痛、よくある原因について

① 過敏性腸症候群(IBS)

排便後に腹痛を感じる最も代表的な原因のひとつが過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)といわれる病気です。

これは腸管に明らかな炎症や潰瘍がないにも関わらず、便通異常(下痢や便秘、またはその両方)や腹痛、お腹の張りなどの症状が続きます。
IBSは自律神経や腸内環境のバランスが崩れることで発症すると言われており、20〜40代の若年層に多く見られます。命に関わる病気ではありませんが、便通異常が慢性的に続くことで生活の質(QOL)を大きく下げる原因になります。

② 痔や肛門周囲の疾患

排便後に肛門のあたりがズキズキと痛む場合や、下腹部にも痛みが広がっている場合、痔(特に裂肛・切れ痔)や肛門周囲膿瘍などの可能性があります。硬い便が出る際に肛門が裂けて出血してしまう場合や、便が出た後しばらくしてから鈍い痛みが残る場合は要注意してください。

③ 便秘・硬便

便秘で便が腸内に長くとどまってしまうと水分が吸収されて便が硬くなり、排便時に腸が強く刺激されます。このとき、腸管の便を体外出そうとする蠕動運動(ぜんどううんどう)が強まり、排便後に痛みが残ることがあります。

特に、排便してもすっきりしない「残便感」や、下腹部の鈍痛を伴う場合は、便秘型IBSや機能性便秘の可能性も考えられます。

④ 腸管のけいれん

ストレスや身体の冷えなどによって、腸の動きが過剰になってしまうと、腸けいれんが起こることがあります。これは腸の筋肉が急に収縮することで、排便後にキリキリ・チクチクとした痛みを感じることがあります。けいれん性の痛みは、波のように繰り返し襲ってくるのが特徴となります。

⑤ 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)

便に血が混じっていたり、長期間にわたって排便後の痛みが続いたりする場合は、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患の可能性も考えられま。これらは国が指定する難病の一種であり、若年者に多く、早期診断・治療が重要となります。

「排便後の腹痛」は身体からのSOSのサイン

排便後の腹痛が1回限りで、すぐに腹痛が治まる場合は心配ないこともありますが、

・同じような腹痛が続いている

・便の状態がいつもと違う(細い、血が混じってるなど)

・排便のたびに強い痛みを感じる

・下痢と便秘を繰り返している

こうした症状がある場合は、「ただの体調不良」や「ストレスのせい」だけでは済まないかもしれません。お早めにご相談ください。

痛みを和らげるためのライフケア

① 食事内容の見直し

・食物繊維を豊富に含む食品を摂る(便秘・硬便の改善)

・香辛料や脂っこいものを控える(腸の刺激を避ける)

・乳製品やグルテンに注意(過敏な方は腸が過剰に反応します)

② 規則正しい生活とストレス対策

・睡眠不足やストレスは腸の動きを不安定にしてしまいます

・リラックスできる趣味を作ることがIBSなどの症状改善に役立ちます

③ 水分補給と運動

・便の水分量を保つために水分摂取量は1日1.5~2Lが目安に。

・ウォーキングなど軽い運動で腸の動きを整えましょう。

④ 整腸剤や市販薬の使用

一時的に症状が生じている場合は整腸剤や便秘薬なども有効となる場合もありますが、慢性化している場合はお早めに医師の診断を受けるようにしてください。

 

排便後の腹痛に関するまとめ

原因

特徴

過敏性腸症候群(IBS)

排便で痛み軽減も、繰り返す痛み。ストレス関与。

痔・肛門疾患

排便時・直後の肛門周囲の鋭い痛み、出血あり。

便秘・硬便

残便感や下腹部の鈍痛。便が硬い、出にくい。

腸けいれん

排便後にキリキリとした波のある痛み。

炎症性腸疾患

下痢・血便・体重減少などを伴う慢性疾患。

 

腹痛を感じる際の受診の目安について

以下のような場合は、早めに消化器内科を標榜しているクリニックに受診されることを推奨します。

・腹痛が1週間以上続いている

・排便のたびに痛みを感じる

・血便がある(便に血がついてる)

・発熱や体重減少を伴う

さいごに

「排便後に腹痛を感じるのはなぜ?」という質問をよく受けることがありますが、排便後の腹痛には、さまざまな腸の不調や疾患が潜んでいる可能性があります。軽症で自然と症状が改善していくこともありますが、症状が繰り返される場合、症状が長引く場合は、医療機関での検査・診断が大切です。

腸は『第二の脳』とも呼ばれるほど、心身のバランスに影響を受けやすい臓器となります。腸からのサインを見逃さず、適切なケアと症状が長引く際はお早めにクリニックへ受診するようにしてください。

2025.06.17

「白い」は健康の証!消化器と「白玉点滴」の意外な関係

近年、美容や健康に関心の高い方々の間で、「白玉点滴」という言葉を耳にすることが増えました。肌のトーンアップや疲労回復に効果があるとされ、多くの方に注目されています。しかし、この「白玉点滴」が、実は私たちの体の要である「消化器」と深く関わっていることをご存知でしょうか?

白玉点滴の主成分は「グルタチオン」と呼ばれる物質です。グルタチオンは、私たちの体内で自然に生成される抗酸化物質で、肝臓をはじめとする様々な臓器に存在しています。体内の活性酸素を除去し、細胞のダメージを防ぐことで、私たちの体をサビつきから守る、非常に重要な役割を担っています。

特に、肝臓は消化吸収された栄養素の代謝や解毒を行う、まさに体の「化学工場」ともいえる臓器です。アルコールや薬剤、添加物など、私たちが日々体内に取り入れる様々な有害物質を無毒化する役割を担っており、その過程で大量の活性酸素が発生します。グルタチオンは、この肝臓の働きをサポートし、解毒作用を高めることで、肝臓への負担を軽減します。

では、消化器内科である私たちがなぜ白玉点滴に注目するのでしょうか。それは、消化器の健康が全身の健康、ひいては美容や若々しさにも直結しているからです。例えば、肌のくすみやシミ、疲労感、だるさといった症状は、一見すると消化器とは無関係に思えるかもしれません。しかし、これらは肝臓の機能低下や腸内環境の悪化が引き起こしているケースが少なくありません。肝臓の機能が低下すると、体内の有害物質が適切に排出されず、それが肌荒れや全身のだるさとして現れることがあります。また、腸内環境が悪化すると、栄養素の吸収効率が下がり、免疫力の低下にもつながりまする可能性があります。

白玉点滴によってグルタチオンを体内に補給することは、肝臓の解毒作用を助け、細胞の酸化ストレスを軽減することに直結します。これにより、肝機能の改善が期待でき、その結果として、肌の調子が整ったり、疲労感が軽減されたりする可能性があります。美容効果が注目されがちですが、その根底には、体内の解毒能力の向上と細胞レベルでの健康維持という、非常に医学的なアプローチがあるのです。

また、私たちは日々の食事からグルタチオンを摂取することも可能です。ほうれん草、アボカド、アスパラガス、ブロッコリーなどの野菜や、ナッツ類、肉類、魚介類にもグルタチオンは含まれています。しかし、食事から摂取したグルタチオンは消化の過程で一部が分解されてしまうため、効率的に体内に取り入れるためには点滴による直接的な補給も有効な選択肢となります。

当院では、患者様の全身の健康をサポートすることを目的としています。消化器の専門家として、皆様の体の内側から輝く健康を追求するお手伝いをしたいと考えております。もし、慢性的な疲労感や肌の不調、あるいは「もっと元気になりたい」といったお悩みをお持ちでしたら、一度ご相談ください。白玉点滴が皆様の健康と美容の維持にどのように役立つか、そして皆様の消化器の健康状態も含めて、総合的な観点からアドバイスさせていただきます。体の中から「白く」輝く健康を目指し、充実した日々を送りませんか。

<白玉点滴について詳しくはこちら>

2025.05.29

大腸カメラ前の食事で検査の成否が決まる!知っておきたい「準備食」の秘訣

「大腸カメラ」と聞くと、「検査が辛そう」「前処置が大変そう」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大腸カメラ検査は、大腸がんの早期発見やポリープの切除など、私たちの命を守るために非常に重要な検査です。そして、その検査の精度を高めるための鍵を握るのが、「検査前の食事」なのです。

消化器内科である私たちにとって、大腸カメラ検査は日常的に行われる検査の一つです。検査の目的は、大腸の粘膜を詳細に観察し、病変がないかを確認することです。そのためには、大腸の中をきれいに空っぽにする必要があります。もし便が残っていると、医師が病変を見落としてしまったり、最悪の場合、検査自体が中止になったりすることもあります。

大腸カメラ検査の数日前から、消化の良い食事に切り替えていただく「準備食」の期間を設けます。これは、大腸に残る便の量を減らし、検査当日の下剤の服用量を減らすことにも繋がります。一般的には、検査の3日前くらいから、食物繊維の少ない食事を心がけていただきます。

具体的にどういった食材を食べたらいいの?

具体的にどのような食材が良いのかというと、まず避けたいのは、食物繊維が豊富なもの、消化に時間のかかるものです。例えば、きのこ類、海藻類、こんにゃく、ごぼう、れんこんなどの根菜類、果物では種のあるもの(キウイ、いちごなど)や皮のあるもの(りんごの皮など)は控えてください。また、脂質の多い肉類や揚げ物、ナッツ類、牛乳や乳製品も腸に残ってしまいやすいため、避けるのが賢明です。

それでは、何を食べるべきかというと、白米やおかゆ、うどん、食パン(耳なし)、鶏むね肉(皮なし)、白身魚、卵、豆腐などが挙げられます。味付けは薄めにし、油を控えめに調理することが大切です。野菜を摂りたい場合は、繊維の少ないじゃがいもやかぶなどを柔らかく煮て食べるのが良いでしょう。飲み物に関しては、水やお茶は問題ありませんが、牛乳や果肉入りのジュースは避けてください。

検査前日には、さらに食事を制限していただきます。一般的には、検査前日の昼食までは上記のような消化の良いものを少量摂り、夕食は消化の良いおもゆや具なしの味噌汁、透明なスープなどにしていただくことが多いです。夜9時以降は、水以外の飲食は控えていただきます。

お問い合わせ

当院では、患者様が安心して検査を受けていただけるよう、検査前の食事に関する詳細な説明と、具体的な献立例をまとめた資料をお渡ししております。また、ご不明な点があれば、いつでもご質問いただけるよう、スタッフが丁寧に対応させていただきます。

「たかが食事」と思われるかもしれませんが、この検査前の食事が、大腸カメラ検査の観察精度を高めることに大きく繋がります。準備食をきちんと守っていただくことで、検査当日の下剤の服用もスムーズになり、より快適に検査を受けていただくことができます。

大腸カメラは、自覚症状がなくても定期的に受けることが推奨される検査です。特に、40歳を過ぎたら一度は検討していただきたい検査です。もし、大腸カメラ検査にご不安な点があれば、どうぞお気軽に当院にご相談ください。皆様の健康を第一に考え、安心して検査を受けていただけるよう、全力でサポートさせていただきます。適切な準備と検査で、安心の毎日を送りましょう。

2023.10.05

ビタミンDと大腸がんについて

本日はビタミンDと大腸がんの関係性というテーマでコラムを配信させていただきます。

つい先日、ビタミンDを摂取していると消化器癌による死亡リスクが減少することの報告がありました。そのため、ここ最近になってビタミンDに関する関心が高まってきています。

 

ビタミンDは太陽の光を浴びることで体内で合成されます。ビタミンDの効果ですが、主に以下の2つがあげられます。

・骨を作るのに大切なカルシウムの吸収を促進

・骨の成長を促す

 

つまり、ビタミンDは骨の成長に関係しているため、骨粗鬆症の予防に効果が期待されています。

 

ただ、最近になってビタミンDには上記以外の効果があると言われています。

それが、免疫力アップ効果です。

・風邪やインフルエンザ等の感染症の予防

・大腸がんなどの消化器癌の予防

ビタミンDには上記のような効果もあり、ビタミンDのもつ免疫力アップ効果がここ最近になって注目を浴びるようになってきています。

 

血液中にあるビタミンDの濃度は、健康診断などでは測定されることはないため、ご自身のビタミンD値の状況や、ビタミンD値の適正数値について把握していない方が多いかと思います。

 

血液中のビタミンD値は『 30ng / ml 』以上あれば特に問題はないとのことで、30ng / mlを下回る場合はビタミンDが不足していることになります。

 

ビタミンDは体内で生成される物質ですが、食事からもビタミンDは摂取することができます。ただし、ビタミンDを豊富に含む食品は限られています。下記の食品はビタミンDを豊富に含んでいる食品の代表例です。

・いわし
・鮭
・キノコ類
・牡蠣
・うなぎ
 ・卵
・いくら(魚卵)

 

上記のような食品には、ビタミンDが豊富に含まれていますが、ただ実際のところ、食事だけでは十分な量のビタミンDを摂取することは難しいかと思います。最近ではドラッグストアでもビタミンDのサプリメント販売もされていますが、ドラッグストアなどで売られているサプリメントでは、1錠に含まれるビタミンDの配合量が少ないことが多いです。

 

医療機関でしか購入することができないサプリメントだと、ビタミンDが多く配合されていますので、サプリメントでのビタミンDの摂取をされる方は医療機関が販売しているサプリメントを選んでいただいた方がより効果を感じて頂けるかと思います。

当院では、医療機関でしか購入ができないMSS社のサプリメントを用意しています。また、管理栄養士による栄養指導にも当院は力をいれていますので、食事指導とサプリメント等のアドバイスも食事のプロである管理栄養士が行っています。サプリメントや食事指導にご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

2022.07.12

保土ヶ谷地域の医療関係者とのインタビューコンテンツを設置いたしました。vol1.薬局編 

この度、保土ヶ谷地域で医療に携わる方々とのインタビューの連載を行うことになりました。

第一弾 月見台調剤薬局様 ココカラファイン保土ヶ谷店様

こちらからご覧ください。

今後も保土ヶ谷地域の医療従事者の方々との連携を深め、地域医療に貢献できればと考えております。

どうか楽しみにしていただければ幸いです。

保土ヶ谷あだちクリニック 院長 

 

 

2022.05.27

管理栄養士による栄養指導セミナーを実施します。

栄養指導 院内セミナー

2020.08.17

新型コロナウィルスの院内対策として 最新情報

当クリニックでは新型コロナウイルス感染症の対策としまして、患者様が安心して受診していただけますよう、3密(密閉、密集、密接)を回避し環境を整備し職員の体調管理を徹底しながら飛沫拡大防止対策として待合室の各椅子にも対策を行っております。

また、診察室はもちろん、内視鏡室をはじめ処置室などは一定期的な換気を十分に行っています。

そのほか、待合室、診察室、処置室に光触媒搭載の空気清浄器を設置し、院内感染防止を図っています。

コロナウィルス対策1

新型コロナウィルス対策2

2020.04.01

コラムをはじめます。

宜しくお願いいたします。

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初めての胃カメラ検査 初めての大腸カメラ検査