大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

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大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)

大腸カメラ内視鏡で大腸全域の粘膜を直接観察して、疑わしい部分があればその場で組織を採取可能ですから、生検による確定診断につながります。また、早期の大腸がんや将来がん化する可能性が高い前がん病変のポリープをその場で切除できます。大腸がんの予防にも役立つこの切除は検査中に日帰り手術として受けることができますから、その日のうちにご帰宅できます。ただし、大腸ポリープの大きさや数などによっては、別に切除手術を受ける、あるいは入院による治療が必要になる可能性もあります。

大腸がんについて

大腸がんは年々罹患者数が増え続けており、がんによる死亡率でも上位を占めています。大腸がんは早期の自覚症状がほとんどないため、進行してから発見されるケースが多いため死亡率が高くなっていますが、早期に発見できれば負担の少ない治療で完治が望めます。また症状がなくても定期的な大腸カメラ検査を受けることで、将来がん化する可能性のある前がん病変の大腸ポリープ切除を受ければ、未来の大腸がん予防にもなります。
早期の大腸がんや前がん病変である大腸ポリープを確実に発見できる検査は、大腸カメラ検査だけです。そのため、定期的な検査を受ける方が増えれば、大腸がんで亡くなってしまうケースを大幅に減少できる可能性があります。

当院の大腸カメラ検査の特徴

Point1経験豊富な医師が大腸カメラ検査を行っています

内視鏡検査

<p当院では、大学病院などで長く内視鏡検査や治療の経験を積んできた院長が、すべての内視鏡検査を行っています。院長は今までに約1万例以上の大腸カメラ検査実績があり洗練された手法を用いることで苦痛や不快感を可能な限り軽減させ、短い検査時間で精密さと安全性を高めています。

Point2オリンパス最上位モデル「EVIS X1」を導入しております

EVIS X1当院では、オリンパス最上位機種である内視鏡システム「EVIS X1(イーヴィス エックスワン)」を導入し内視鏡検査を実施しております。
世界をリードするオリンパス社の内視鏡システムにおいて8年ぶりのフルモデルチェンジを行った最新の内視鏡システムです。「EVIS X1」には、 NBI(Narrow Band Imaging)、TXI(Texture and Color Enhancement Imaging)、RDI(Red Dichromatic Imaging)、EDOF(Extended Depth of Field)など、最新のテクノロジーが搭載されております。
消化器における病変の早期発見を実現するために、クリアで高精細な観察が可能な内視鏡システムです。

高性能な新機能を搭載

EVIS X1は、がんをはじめとする消化器疾患を早期発見・早期診断・低侵襲治療を実現することを目指したオリンパス独自の技術を搭載しています。
微細な病変も見逃すことなく、短時間で発見することができる精度の高い検査や処置が可能となります。
このX1と当院で使用する最新の内視鏡スコープの組み合わせで、これまでの検査と比べより効率よく短時間の検査・診断・治療を実現しております。

最新の内視鏡スコープを搭載

最新の内視鏡スコープ内視鏡検査では、細長いスコープを挿入して粘膜を観察します。手元の操作で医師がスコープ先端の動きをコントロールしますが、当院に導入されている最新スコープは繊細な操作を正確に伝えることができるため、安全性が高く、しかも負担を軽減できます。また、先端に触れるものがあると自然に曲がるようにできているため、不用意に大腸粘膜を押して痛みや不快感を起こすことがありません。

早期発見に有効なNBI

早期発見に有効なNBINBIでは、青と緑の特殊な光を用いた観察が可能です。がんは毛細血管を周囲に集めやすい傾向があるため、早期がん発見には毛細血管の状態を確認することが有効です。NBIでは通常光よりも毛細血管の状態を把握しやすいため、微小ながんを短時間に発見することができます。

高精細ハイビジョンで観察

高精細ハイビジョンで観察内視鏡検査ではスコープ先端のカメラで粘膜を確認します。当院のスコープにはハイビジョン対応CCDのカメラが搭載されており、高精細な映像で観察することができます。映像は大画面のモニターで確認するため、微細な病変も瞬時に発見できます。

視野角が広いワイドアングル

視野角が広いワイドアングル従来の内視鏡スコープに搭載されていたカメラの視野角は140度でしたが、当院では170度のスコープを導入しています。一目で確認できる範囲が広がったことでちょっとした変化を把握しやすく、病変を見落とす可能性も減らせます。また、検査時間の短縮にも役立っています。

Point3不快感を最小限にする高度な挿入法

不快感を最小限にする高度な挿入法大腸カメラ検査で痛みや不快感が起こるのは、スコープを挿入する際に大腸粘膜が押されるなどで引き伸ばされることが原因になっています。当院では、大腸粘膜を圧迫しない高度な挿入法を用いることで、こうした痛みや不快感を起こさないようにしています。これは軸保持短縮法という手法で、空気をできるだけ入れないようにしながら手前に折りたたむように挿入していきます。この手法による検査症例数の豊富な医師が行うため、スコープの挿入は3分程度です。

Point4苦手意識がある方も安心できる無痛内視鏡検査

当院では痛みや不快感がほとんどない大腸カメラ検査を行っていますが、苦手意識があってご不安な方のために軽い鎮静剤を用いた無痛内視鏡検査も可能です。少量の鎮静剤を静脈に注射して身体的苦痛や痛みを感じない状態にする意識下沈静法により、ウトウト眠っているような状態で検査を受けられます。ただしこの検査を受ける場合は、検査後に15~60分程度お休みいただく必要があります。また、ご帰宅の際に車・バイク・自転車などの運転はできません。

Point5炭酸ガスでおなかの張を抑えた大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査では、スコープを挿入する際に空気で大腸を膨らませる必要があります。空気はおなかの中で吸収されにくいため、ガスがたまってお腹が苦しく感じます。 当院では、空気ではなく炭酸ガスを用いて大腸を膨らませて検査を行います。炭酸ガスは体内に吸収されやすいため、お腹の張りが抑えられて苦痛なく楽に検査が受けられます。

Point6土曜日も大腸カメラ検査が可能

平日がお忙しい方にあわせて、土曜日も大腸カメラ検査をおこなっております。
大腸カメラは前処置が必要な為、一度受診して頂き、予約後の検査となります。

Point7検査ごとに徹底的な洗浄・消毒

当院では感染を防止するために院内や医療機器の清潔を重視し、内視鏡検査で用いる器具の洗浄・滅菌・消毒も徹底的に行っています。専用の内視鏡洗浄機を用いた洗浄と消毒では日本消化器内視鏡学会のガイドラインを遵守し、患者様ごとに完全に行った清潔な器具を使用しています。

Point8検査ごとに徹底的な洗浄・消毒

大腸カメラ検査の従来の考え方では午前中は下剤服用し、お昼以降で大腸カメラ検査を受けるのが主流でありますので、大腸カメラ検査を受けるために丸1日時間がかかります。そこで当院ではモーニング大腸カメラ検査と題して午前中に大腸カメラが受けられる体制を整備し、皆様の検査受診のための時間拘束をなるべく短くなるような工夫を行っています。

大腸カメラを受ける最適なタイミング

大腸がんの発症は60歳代がピークです。ただしリスクが上昇しはじめるのは40歳代ですから、当院では40歳を超えたら定期的に内視鏡検査を受けるようおすすめしています。特にご家族に大腸がんや大腸ポリープになった方がいるなど大腸がんリスクが高い場合には、早めの検査を受けると安心できます。
一般的な健康診断では便潜血検査を大腸がんのスクリーニングとして行うことが多いのですが、便潜血検査は早期の大腸がんや前がん病変の大腸ポリープを発見することはほとんどできません。大腸内視鏡検査では、早期の大腸がんや前がん病変の大腸ポリープなど微細な病変の発見が可能ですし、確定診断や予防的な切除もできます。また、切除の日帰り手術は、検査中に受けることができますし、その日のうちにご帰宅できるため心身への負担も軽減できます。

下記の方はできるだけ早くご相談ください

  • 排便時に出血する便に血が混じる
  • 赤黒い便が出る
  • 便通が以前と変わった
  • 便の形が細い
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 下痢や粘液便が続く
  • 腹痛が続く腹痛を繰り返す
  • 血液検査で貧血がある
  • 便潜血検査(大腸がん検診など)陽性
  • 以前、大腸ポリープがあった
  • 血縁者の中に大腸がんの人がいる
  • よく便秘になる
  • ここ最近便秘が続く
  • 40歳以上の方で、これまで一度も大腸内視鏡検査を受けたことのない方

など

大腸カメラで発見・確定診断できる疾患

大腸ポリープや大腸がんなど、ほとんど自覚症状なく進行するものも少なくありません。症状がなくても定期的な大腸カメラ検査を受けることが重要です。また、大腸疾患の症状は、下痢・便秘・血便・便通異常・腹部不快感など共通するものが多いため、内視鏡検査による確定診断が不可欠です。症状がある場合にはできるだけ早く受診してください。

過敏性腸症候群(IBS)

炎症や潰瘍などの病変がなく、蠕動運動など腸の機能的な問題によって腹痛・下痢・便秘などを繰り返し起こす疾患です。強い症状が繰り返し現れるため、日常生活に支障を及ぼすケースもあります。

炎症性腸疾患

特に注意が必要なのは、最近増加傾向にある潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病です。どちらも比較的若い世代に多く、症状のある活動期と症状が治まった寛解期を繰り返しながら進行していきます。治療内容や制限に異なる部分があるため、内視鏡検査などを行った上で正確な鑑別が重要です。

大腸憩室

粘膜の一部が袋状になっている状態が憩室です。大腸憩室ができただけでは特に症状がありませんが、炎症を起こすと症状が現れます。多発して便の通過を妨げることもあり、症状がなくても定期的な経過観察が重要です。

大腸ポリープ

大腸ポリープは粘膜のできものでほとんどは良性ですが、放置するとがんになる可能性があります。そのため、前がん病変のうちに切除することで将来の大腸がん予防につながります。大腸カメラ検査時に発見された大腸ポリープはその場で内視鏡的に切除する日帰り手術が可能です。

肛門疾患

代表的な肛門疾患には、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろうがあります。出血や痛みなどで受診されることも多いのですが、便潜血検査で陽性になって検査してみたら痔だったというケースもよくあります。

当院の大腸カメラ検査の流れ

Step1検査前日

朝食・昼食は消化しやすいものをとります。夕食は20時までに素うどんや白粥などを軽くとるようにしてください。なお、就寝前に下剤を内服します。できるだけ早めの就寝を心がけてください。

Step2検査当日朝

朝食は食べず、水など透明で糖分を含まないもので水分を補給してください。
ご自宅で前処理を行う場合は、お渡しした下剤を指定された分量の水で溶いて、2時間くらいかけて飲み切ってください。排便頻度が落ち着いてきたら、ご来院ください。

Step3検査

ご予約時間の少し前にご来院ください。
受付後、当院でご用意した検査着に着替えていただきます。
検査室に入ったら、検査開始です。鎮静剤を用いた検査では、ここで鎮静剤を注射します。
検査は、肛門から内視鏡スコープを挿入して大腸の一番奥にある盲腸まで進ませ、少しずつ引き抜きながら大腸全域の粘膜を観察していきます。検査中にポリープが発見された場合には、その場で切除する日帰り手術が可能です
なお、鎮静剤を使った検査の場合、検査後はリカバリールームでしばらくお休みいただきます。

Step4結果のご説明

検査を行った医師が検査画像をお見せしながらわかりやすくご説明します。

大腸カメラ検査の費用

1割負担 2割負担 3割負担
大腸カメラのみ 約2,500円 約5,000円 約7,500円
腸カメラ検査と病理
組織検査
約3,000円 約6,000円 約10,000円
大腸カメラと日帰りポリープ切除手術 約7,000円 約14,000円 約21,000円

文責:保土ヶ谷あだちクリニック 院長 足立清太郎

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